就活中の学生の中には、何十社受けてもなかなか内定がもらえないと悩んでいる人もいるでしょう。

ではどうすれば内定がもらえるのでしょうか?それを知るためには、まずなぜ不採用になってしまうのかという原因から考える必要があります。

原因をしっかり理解した上で対策を行えば、採用率も上がることが期待できるでしょう。

自己分析が足りていない

2017年に就活生を対象に「就活がうまくいかない最大の原因は何か」という調査が行われました。

その結果最も多い回答となったのが「自己分析不足」です。

就活で内定をもらうためには、企業に採用するメリットを感じてもらう必要があります。しかし転職者のように社会経験がない新卒者は、経験やスキルを武器に採用試験に挑むことができません。

だからこそしっかり自分を分析し、他の新卒者よりも採用するメリットがあることをアピールしなければならないのです。

自分自身を客観視するというのはそう簡単なことではありません。実際に自分の長所や短所を尋ねられた時に、何と回答すれば良いのか戸惑ってしまう人も多いでしょう。

企業は応募者がどんな人間なのかを知りたいと思っているので、面接の際には様々な質問を投げかけてきます。

学生時代に頑張ったこと、その結果どんな成功経験をしたのかなど、とにかく応募者のことについてどんどん質問してきます。それに対して適切な回答をしながら、自分のアピールにもつなげていくためには、自分をしっかり分析しておくことが必要不可欠です。

就活がうまくいかない人はこの自己分析がうまくできておらず、その結果魅力が伝わらなくて不採用となってしまうというケースが多く見られます。

十分な自己PRができていない

前述したように、企業から内定をもらうためには、採用するメリットを感じてもらう必要があります。

しかし就活がうまくいかない人は、自己PRによって自分の魅力が伝えきれず、結果的に積極性が足りないと言われてしまったり、採用するメリットが感じられないとみなされて不採用となってしまうのです。

たくさんのライバルたちがいる中でも、特に魅力的な人材だと思ってもらうためには自己PRで差をつける必要があります。自分の長所を述べるのは恥ずかしい、また過大評価をしているような気がして言いづらいという人もいるでしょう。

しかし仕事というのは働いて企業に貢献することでお金をもらうので、能力がない人間は企業には必要ないのです。少しでも能力があって魅力的な人間の方が、今後企業で力を発揮してくれることが期待できるので、多少過大評価であったとしても優れている人間の方が魅力的です。

そのため就活においては、謙遜するのはもったいないと言っても過言ではないでしょう。

仕事選びの視野が狭い

働くのであれば給料が高く、福利厚生がととのっている方が良いというように、仕事探しの段階で労働条件を重視してしまう人がいます。

もちろん生活していく上ではこういった条件はとても大切ですし、無視できないものでしょう。だからといって条件ばかりを重視した仕事選びをしてしまうと、視野の狭い就活となってしまいます。

実際に条件にこだわりすぎたことで仕事が見つけられず、もう少しハードルを下げてみようと条件を見直したらすでに応募期間が過ぎてしまっていた、というようなケースも珍しくはありません。

仕事選びの条件が多いと、それを満たす企業が限定されます。ハードルが高ければ高いほど、候補は少なくなるでしょう。それらを全部受けた上で万が一全部落ちてしまったとなると、その後受ける企業が見つからなくなり就活が進まなくなります。つまりこの視野の狭さが、就活を失敗に導く大きな要因となっている可能性があるのです。

有名企業にこだわっている

今後長く勤めていく企業であれば、できるだけ有名企業が良いと思っている新卒者もたくさんいます。

誰が聞いても知っているような企業であれば安定して働けるでしょうし、待遇の良さも期待できます。また家族や友人などに勤め先を聞かれた時に、有名企業だと胸を張って言えて自慢もできるでしょう。

こうしたプライドのために大手を希望する人も少なくはありません。もちろんそれ自体が悪いことではありませんし、大手にいるということでモチベーションも上がり、仕事にやりがいを感じられることもあるでしょう。

しかし有名企業のブランド力を重視してしまうと、憧れだけで入社しているというような印象を与えてしまう可能性があります。
有名企業の安定感に惹かれている人はたくさんいます。

そのため倍率も必然的に上がるでしょう。そんな中で勝ち残るためには、熱意だけでは不可能です。こだわりが強く有名企業しか視野にないような人は、なかなか就活が進まないという事態に陥る可能性が高まります。

まずは自分を客観視する練習をしよう

企業に魅力的な人材だと思ってもらうためには、自分の魅力をしっかり伝えなければなりません。

そこで欠かせないのが自分を客観視して分析することです。自己分析というと難しく捉えられがちですが、そう構える必要はありません。

まずは自分の長所と短所を可能な限り書き出していきます。思いつく限りで良いので箇条書きでどんどん書いていきましょう。次にそれらに関連するエピソードを書いていきます。例えば長所として「責任感がある」と書いたのであれば、学生時代にクラス委員をしていた、また生徒会に所属していたなどとつなげて書いていきます。

最後にそれらのエピソードをより具体的にします。先ほどの例で言うと、クラス委員としてどんな活動をしてクラスをまとめたのか、また生徒会でどんなポジションになって仕事をしたのかなどがこれにあたります。

このように客観的に見た自分の長所と短所から関連することを広げていくことで、どのように自己PRをしていけば良いのかが見えてくるのです。面接官から「学生時代に頑張ったことを教えてください」と言われた際に、この自己分析ができていないと何を答えれば良いのかと頭がパニックになってしまいます。

しかしエピソードも踏まえて自己分析ができていれば、面接官の問いかけにもしっかり答えられるでしょう。

どんな内容を答えるかも大切なのですが、面接官は質問に対して適切な答え方ができるかどうかも見ています。思わず視線を逸らして口ごもってしまうと「きちんと面接対策をしていない」と見なされてしまう可能性があります。だからこそスムーズな受け答えが大切なのです。

過度な不安と緊張が自分を不採用に近づけていることも

しっかり面接対策をしたという人でも、中には本番に弱く、緊張のあまり言葉が出てこなくなってしまったという経験をしたことがある人もいるでしょう。

また面接官を目の前にした途端、準備してきた内容がすべて飛んでしまったという人もいます。こうなってしまうとせっかくの準備も水の泡となってしまうでしょう。

たくさんのライバルがいるのを目の当たりにすると「頑張っても内定はもらえないのではないか」と不安になってしまったり、緊張して練習通りにいかなかったりするのは多くの人が経験していることです。

それだけ就活に真剣に取り組み、内定をもらいたいという気持ちが強いとも捉えられるのですが、どんなに練習したとしてもその内容が面接官に伝わらなければ意味がないので、当日いかにリラックスした状態で臨めるかどうかが採用と不採用を左右すると言っても過言ではありません。

採用試験の前日は、不安や緊張のあまり眠れず、寝不足のまま当日を迎えるという危険性があります。そうならないようにするためにも、普段よりも早めに布団に入るようにしましょう。そして当日着ていくものや持って行くものなども一式用意して、あとは着替えて荷物を持つだけで出かけられるくらいの準備をしておいた方が忘れ物の心配も少ないので、精神的にも安心です。

寝不足や時間の余裕のなさ、忘れ物などは一気に精神状態を乱してしまうので、こういった心配がないように対策をしておくことも忘れないようにしましょう。

そして試験や面接の直前には、深呼吸をしたりして自分を安心させます。できるだけ平常心で挑むこと、これが試験や面接を乗り切るためには必要不可欠です。

自分に合った仕事選びをしよう

条件にこだわりすぎると、自分に合った仕事というのはいつまでも見つかりません。

やっと見つかったと思っても応募期間が過ぎていたり、周りは就活が終わったのに自分だけが取り残されてしまったというようなこともあるでしょう。そうならないようにするためにも、仕事選びの条件を見直すことが大切です。

まずは紙に条件をすべて書き出していきます。細かいことでも何でも良いので、希望をすべて箇条書きにしておくのです。そして自分が企業にどんなことを求めているのかが明確になったら、その中から譲れない条件と、妥協しても良い条件をわけていきます。最後に譲れない条件に優先順位をつけ、これをベースに仕事を探して行くようにします。

条件にこだわっている人というのは、妥協しても良い条件も含めた上で求人票を見ています。そのためすべての条件がクリアできる企業を見つけるまでに時間がかかりますし、応募先の数も必然的に減ってしまうので、視野の狭い就活になってしまいます。

しかし譲れない条件のみで仕事を探してみるとどうでしょう。条件をクリアする企業の数がどんどん増えていくはずです。こうして視野を広げた仕事探しをすることで、内定をもらうチャンスも増えるのです。

大事なのはブランド力ではなく仕事内容

有名企業の名前は一種のブランドのようなものです。大手であればあるほど周りの人からも「すごいね」と言ってもらえますし、そんな企業に入れたら自分自身を誇らしく思うでしょう。

しかしそれだけを重視していると、就活がうまくいかない可能性があります。前述したように、有名企業を希望する人はたくさんいるので、倍率は高くなります。安定感もありますし、福利厚生や研修制度なども整っていることが多いので、長く勤めていきたいと思うのも無理はありません。

しかし有名企業だけがやりがいを感じられるような仕事をしているというわけではありません。従業員数が少ない小さな会社であっても、日本の産業を支えていたり、社会貢献をしていることもあるのです。そんな企業だからこそ得られる経験やスキルがあるのも確かです。

仕事選びで大切なのは、企業名によるブランド力ではありません。自分がやりたい仕事かどうか、人間として成長できるかどうかなのです。どうしても有名企業に就職したいのであれば、ある程度の経験やスキルを身につけてから転職をするという方法もあります。

新卒の段階で有名企業にばかりこだわるのではなく、仕事内容を見て仕事を探すようにしましょう。そうすることで視野を広げた就活ができますし、内定のチャンスも増えていきます。一旦有名企業への憧れを捨ててみるという勇気も、仕事を見つける上では必要な時があると覚えておきましょう。

原因と解決策が分かれば就活は劇的に変化する

不採用が続くと、このままどこにも就職できないのではという不安に駆られる人もたくさんいます。しかし決してそのようなことはありません。

やり方を間違えて自分に合った仕事と出会えていない、あるいはアピールの仕方を間違えているなどの様々な原因が内定を遠ざけているだけなのです。

なぜ内定がもらえないのかという原因を明確にし、きちんと解決させていけば、いずれ自分に合った企業と出会えるでしょう。まずは焦らず自分のやり方を見直していくことが大切です。

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