【就活のスーツ選び】就活生が知っておくべきスーツの種類や購入する際の注意点

日本において、就職活動にはいわゆるリクルートスーツを着用することが一般的です。あまり個性が出るものではありませんが、選び方や着こなし方により面接官に与える印象が変わります。

この記事では、スーツの種類や購入時の注意点についてご紹介します。

スーツには種類がある

スーツには種類がある

スーツには、TPOや目的によって様々な種類に分けることができます。まず、着用の目的を大まかに分けると、フォーマル、ビジネス、カジュアルに分けることができます。

カジュアルスーツはビジネスシーンなどではない、日常場面で用いるものでタウンスーツとも呼ばれます。ビジネススーツは、主にビジネスシーンで着用するスーツで、一般的なビジネススーツと就活用スーツに分けることもあります。

フォーマルスーツは、礼服が簡略化されるに伴い同一視されています。立場や時間帯で種類が異なりますので、マナーとして知っておくとよいでしょう。

スーツの仕立て方法によって分類することもできます。肩パッドや芯地、裏地などを省いて利便性に特化したアンコンストラクテッドスーツ、カントリー風の記事で仕立てたカジュアルなスーツであるカントリースーツ、生地や仕立てがしっかりとした堅めの印象を与えるテーラードスーツ、反対にソフトな生地を用いたソフトスーツなどがあります。

また、ボタン配列によっても種類が分かれます。ジャケット部分の前ボタンが縦一列に並んだシングルスーツと、ボタンが縦二列に並んだダブルスーツです。シングルスーツは普段のおしゃれ着から、ビジネスシーンやパーティーなどフォーマルなシーンまで幅広く使用することができるデザインです。

ダブルスーツは、上着の合わせ部分を大きく重ねることで、前面部に二列のボタンを見せることができます。フォーマル感や重厚感を与えることのできるスーツの種類です。

就活用スーツとは

そもそも就活用スーツという定義は存在しません。一般的には、就活を目的としたスーツのことを示し、リクルート活動に用いられているためリクルートスーツとも呼ばれることがあります。

強いて差を挙げるとすれば、就活用のスーツはビジネスシーンで用いるスーツと異なり、企業にとにかくいい印象を与える必要があります。そのため、清潔感やかっちりとした印象があり、シルエットなどを含めたデザイン性では個性や奇抜さが少ないあるいはないということが就活用スーツの前提とされています。

また、就活用スーツには流行り廃りがそれほどないのが特徴です。男女ともに色は黒や紺色または濃いめの灰色のものが多いです。柄は無地かあるいはほとんど見えないストライプなどが主流です。

デザインはシンプルなもので、ビジネススーツに比べると縫製や生地が劣るものもあります。これは、ビジネススーツに比べて就活用スーツは短期間着用するもので、そのために価格帯を低くしていることが理由です。短期間で着まわすため、生地は丸洗いに対応しているものが多いです。

就活スーツの選び方:男性編

就活スーツの選び方:男性編

まずジャケットを選ぶ場合は、無難なシングルスーツのものを選びましょう。就活生は年齢が若いことが多いため、目上や年上の立場の人が多い企業側からすると生意気な印象を与えてしまうことがあります。

また、ボタンの数はビジネススーツにならい、2つボタンあるいは3つボタンのものを選びます。2個より3個の方が堅実な印象を与えますが、2つボタンでも構わないものとされています。1つボタンの場合は、胸元が開きすぎていますのでビジネスシーンには不向きです。同じく、4つボタンのものはカジュアルすぎる印象がありますので、就活用のスーツには選ばないほうが無難でしょう。

ジャケットの後ろ部分には、ベントと呼ばれる切れ込みが入っているものがあります。これは、中央部分に1本のベントが入っているセンターベントが主流ですので、就活用スーツもセンターベントが最適です。

両サイドに1か所ずつ切れ込みの入ったダブルベンツは、年齢層が高めの方や体型が気になる方に好まれるデザインです。切れ込みがないノーベントと呼ばれるものもありますが、就活用のスーツに求められるのは個性ではありませんので、オーソドックスなタイプであるセンターベントがよいでしょう。

実際に着用してみて、体にフィットし、すっきりとした印象があるものを選びます。背中にしわが寄らず、肩幅は少し余裕が残る程度のものがよいでしょう。胸周りはVゾーンから手のひらが入るくらいのゆとりを持たせ、着丈は直立した時にジャケットの裾を指でつかめる程度の長さです。

袖丈は、直立した時にワイシャツが1cm程度見えるくらいが適正です。試着した時のシルエットが堅苦しすぎず、ゆったりしすぎない必要があります。

パンツを選ぶ際は、ジャケットと同素材・同色のものを選びます。リクルートスーツであれば、セットで販売されていますので、それを選びましょう。パンツのデザインは、裾口に折り返しのないシングルのものを選びます。

裾丈は、裾が一折りできるくらいの余裕を持たせたワンクッションか、靴の甲に裾が軽く当たる程度のハーフクッションで、就活用には最も無難なハーフクッションが適しています。ウエスト部分には手のひらが入るくらいのゆとりを持たせ、立った時に靴の甲部分が軽く隠れるくらいの長さが最適です。試着の際は、就活時に履く靴を履いて長さが合うかを確認しましょう。

就活スーツの選び方:女性編

就活スーツの選び方:女性編

女性のスーツの場合、ボトム部分はスカートかパンツかという選択肢があります。基本的には男性と同様ですが、いくつか注意点があります。まずはジャケットの長さです。シングルスーツの2つボタンあるいは3つボタンがよいですが、袖口の長さは男性とは異なり、ブラウスが見えないようにします。

そのため、袖丈は少し長めのものを選ぶようにしましょう。サイズは、きついと体のラインが強調されてしまいます。反対にゆったりとしすぎたものを選ぶと、だらしない印象があります。そのため適度なゆとりを持たせたものがよいです。

ボトムを選ぶ場合は、業種によって最適なものがあります。パンツスーツには活動的な印象があるため、営業職などを志望する場合は好印象を与えます。スカートには女性らしさやおしとやかさというイメージがありますので、受付業務や販売業などを志望している場合は特に適しているといえます。

もしどちらか迷ったらスカートを選ぶほうが無難です。志望先の企業に制服があるのであれば、女性社員の制服を参考にスカートかパンツを選ぶとよいでしょう。

パンツを選ぶ場合は、男性と同じような選び方をします。シングルのハーフクッションが最も一般的です。ただし、就活時に履くパンプスによって長さが左右されてしまいますので、必ず就活用のパンプスを履いて試着するようにしましょう。

スカートの長さは、立った時に膝が軽く隠れるくらいがよいとされています。この長さで、椅子に座ったときに膝からおよそ5cm程度見える程度ですので、その長さで調整しましょう。スカートにスリットが入ったものは華美な印象がありますので、堅いとされる金融業界などでは選ばないのが一般的です。

購入する際に気をつけたいこと

やはり、スーツを購入する際は必ず試着をしましょう。その際に、店員に相談することにより、就活に最適なスーツを選んでもらうことができます。店員という第三者の視点から、面接官に好印象を与えるスーツを選んでもらうことにより、間違ったスーツを選ぶリスクを避けることができます。

特にジャケットやボトムの長さについては自分ではわかりにくく、店員にしっかりと見てもらうことで最適な長さに調節してもらえます。特に男性の場合は、個性が出やすいネクタイを店員あるいは社会経験のある人に選んでもらうことをおすすめします。就職してからは自分の好みのものを着用しても構いませんが、就活ではいかに面接官に好印象を与えるかが重要です。

スーツの着こなし方

スーツの着こなし方

せっかく適したスーツを選ぶことができたのに、着こなし方を誤ると悪い印象を与えかねません。最もスマートに見える着こなし方を覚えておくことをおすすめします。まずは、シャツやブラウスについてです。

特に就活用スーツでは、清潔感が求められます。白や淡い色の無地のもので、カジュアルなシャツは避けます。アイロンをかけ、パリッとした状態で着用しましょう。ボタンを開けてしまうとカジュアルな印象を与えてしまいますので、すべて留めます。

ジャケットにはポケットがついていますが、これは小物を入れるためのものではなく飾りだと考えてください。財布やスマートフォンなど小物類を入れてしまうと、ポケットが膨らんで目立ってしまう、重みでジャケットの形が崩れるということがあります。

少なくとも、面接前にはポケットの中身を空にするようにしましょう。またフラップという蓋になる部分がついているポケットもあります。これにはマナーがあり、屋外ではフラップをポケットの外に、屋内ではポケットの中に入れておくというのが正しい着方です。年配の方で気にしているという場合がありますので、気を付けることによりワンランク上の印象を与えることができます。

ジャケットのボタンは男女で留め方が違います。男性の場合は、一番下のボタンをはずしても構わないとされています。女性の場合はすべてのボタンを留めておくのがマナーです。男性はネクタイを着用するのが一般的ですが、無地かドットやストライプ、チェックといった上品な柄のものを選びます。

カジュアルなネクタイや柄の大きなもの、冠婚葬祭に使われる白や黒のネクタイは避けます。おすすめの色は、ブルー系やワインレッド、グレーなどです。

ベルトにも気を使いましょう。スーツに見合ったシックなものを選びます。カジュアルなものやバックルが派手なものを避けて、就活用スーツと一緒に購入すると間違いありません。靴は、黒のものを選びます。

男性は一般的なビジネスシューズ、女性は適度なヒールがある無地のパンプスがよいでしょう。男性は黒あるいは紺色のビジネス用のソックスを履きます。白のものやくるぶし丈の靴下は避けましょう。女性はスカートの場合肌の色にあったベージュ系等のストッキングを着用します。冬であってもタイツではなく、ストッキングが推奨されています。

就活用スーツで失敗しないために

就活用スーツは個性を強調するのではなく、無難なものを選ぶほうが失敗しません。スーツの量販店に行くと、男女ともにリクルート用のスーツが売られている場合が多いですので、そこで店員と相談の上に購入すると無難です。

気をつけなくてはならないのが、スーツを選ぶ際に体に適度にフィットしているかどうかです。きつ過ぎても緩すぎてもよい印象はありませんので、ある程度余裕を持たせて購入しましょう。面接の時は着こなし方に気を付けることで、よりよい印象を与えることができます。

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