自分の大切な将来を決めるのに欠かせない就職活動。内定時期のピークは大学4年生の7月~8月です。

内定はすぐに準備してとれるほど簡単ではありません。早い段階から自分をしっかり見つめ直す時間が必要なのです。

就職活動スタートの時期から乗り遅れないようにスケジュールをしっかりたてておきましょう。

就職活動の流れについて

新卒向けの就職活動はどのような流れで進むのでしょうか?

アルバイトのように気になる企業に応募してすぐ採用という単純な流れではないのでここでしっかり把握しておきましょう。

就職活動解禁日という言葉はニュースなどでよく耳にしますが、一般的には「採用選考に関する指針」で定められたスケジュールによって行われます。この指針は一般社団法人日本経済団体連合(経団連)が定めており、日本の大企業の大部分がこの経団連に加盟しています。

経団連の指針では就職活動のスタート日は大学3年生の3月となっています。いわゆる就職活動解禁です。ちなみに以前は大学3年生の12月からだったのですが、学業に支障が出るということで遅いスタートになりました。

スタート時期には企業が広報活動を行い、就職支援サイトなどから企業の説明会の予約受付を開始します。

説明会が終了し、エントリーシートの提出などを行います。エントリーシートは自己PRや志望動機など自分を企業にアピールするためのものです。

指針に基づけば、選考が始まるのは大学4年生の6月以降となっています。面接の形態や回数は企業によってかなり違いがあります。早ければ6月から内定が出始め、ピークは7~8月ごろになります。しかし、10月以降でないと学生に内定を出せないルールがあるのでそれまでは内々定という形になります。

9月ごろになるとまだ内定をもらっていない人を中心に追い込みの時期に入ります。中には、それまで求人を出していなかった企業が募集を開始することがあるのであきらめずに情報を収集することが大切です。

就職活動解禁前にやっておきたいこと(大学3年生3月までに)

就職活動解禁は大学3年生の3月ですが、この時期から就職活動を始めたのでは実は遅いのです。成功するためには事前準備が必要となります。

より具体的な個別説明会は就職活動解禁がされてからですが、合同説明会は行われていますので気になる業界や企業があったら概要だけでも聞いておくといいです。

また、企業によってはインターンシップ制度を取り入れているところがあります。インターンシップとは在学中に企業で就業体験を行うことです。大学主催のものもありますし、企業が独自で行っているものもあります。企業の仕事内容や雰囲気を肌で感じることができますので志望動機を述べるときにも強みが出ます。

そして、気に入った企業にはエントリーシートを提出します。エントリーシートは学生時代に勉強したことやサークル、志望動機や自己PRなどを記入し、自分を企業にアピールするためのものです。

そのためにも自己分析は就職活動では欠かせません。自分の長所や短所は何なのか、どんなことを大切にしてこれまで過ごしてきたかなど自分を冷静に振り返ってみることが大切です。

エントリーシートはすぐに書けるものではないので事前準備をしっかりしましょう。書くことがたくさん出て来たらうまくまとめて書くテクニックも必要です。

自己分析がある程度できたら次に業界研究します。自分はどんな業界で働きたいのか、どんな仕事が向いているのかを把握します。業界研究ができたらその業界には具体的にどんな企業があるのかを調べます。企業方針や将来性、給与、条件など自分に見合ったものをリストアップしておきましょう。

さらに、企業研究ができたらOB訪問をしておくのも効果的な対策です。大学側に問い合わせてみましょう。その企業で働いている人の生の声は文字だけの情報よりずっと参考になりますし、面接の対策にもなります。

就職活動が解禁されたら(大学3年生3月)

大学3年生の3月になると、経団連に加盟している企業が募集についての情報を公開しはじめます。

就職活動のサイトが開くので、事前に企業研究をしていれば、気になる企業のプレエントリーをしましょう。プレエントリーは本エントリーの前の段階です。名前や住所、在学中の大学などを入力すれば完了します。

プレエントリーをすれば、その企業の情報がメールで送られてきます。説明会の日程など見逃すことがありませんし、エントリーシートの項目が記載されていたりするので忘れないように登録しておきましょう。

プレエントリー後、説明会のお知らせが来るので予約します。個別説明会は募集定員が限られていることがあるので人気のある企業はすぐに締め切ってしまいます。3月1日の夜にはもう終わっていたということもあるので、連絡が来たらすぐに申し込みをするようにします。

企業研究をするときに、興味のある企業を順位づけしておくと優先する企業からスムーズに申し込みをすることができるので効果的です。一番興味のある企業を最後に申し込んで説明会に行けなかったということのないようにしましょう。

説明会では実際の社員が企業の方針や強み、待遇面など生の声で説明してくれるので現実味があります。また、選考に至るまでの過程の説明もあるので気になる企業は必ず参加しておく必要があります。ここで得た情報は面接で志望動機を述べるときに大きな強みになることは間違いありません。

書類選考、筆記試験について(個別説明会後)

個別説明会があり、1~2週間後に書類選考から開始する企業が多いです。

経団連が定めている選考開始の6月というのは面接の開始日です。そのため書類選考や筆記試験に関してはそれ以前に行われることがあります。提出方法は企業によってWEBや郵送、説明会時の持参など違いがあります。エントリーシートに履歴書などを合わせて第一関門となる書類選考が行われます。書類選考は多数の応募者を決められた人数に絞る上で効率的な方法なので多くの企業が採用しています。

履歴書は学歴や資格など実績が見られるものです。これに加え、新卒の場合には人柄を見る要素の強いエントリーシートが必要とされます。例えば、長所や短所、学生時代に何を頑張ったか、志望動機やこの会社に入ったら何をやりたいかということなどです。

また、企業によって企画をどう練るかやお客様のクレーム対応をあなたならどうやるかなど頭で考えさせる質問もあります。

多数の応募者の書類に目を通す企業側にとって重視しているポイントというのがあります。まず、最初にぱっと見たときに読む気になるかということです。そのためには、当たり前のマナーがあるかどうかがポイントになります。

誤字脱字はないか、丁寧に書かれてあるか、証明写真は適したものが貼られているか、修正液を多用していないかなど厳しくチェックされます。

その他に、募集している仕事の内容と自己PRや志望動機が一致しているかも重視して見られます。そのときに、これまで具体的な経験に基づいたものがあれば強みになります。文字だけの意欲よりも入社後にできそうなことをイメージしてもらいやすいです。

さらに、働きたい意思が伝わりやすいことも大切です。そのために志望動機は見やすい字でしっかり埋めておくと印象がいいです。余白だらけの文章ではやる気が感じられません。
また、面接の前に筆記試験を行う企業もありますので事前によく確認しておきましょう。

面接について(大学4年生6月以降)

経団連の指針によれば、面接の開始日は大学4年生の6月以降となっています。面接の形態や回数は企業によってさまざまです。

書類選考や筆記試験の状況に合わせて6月以降各企業が面接に入ります。企業によっては6月以降の面接に入る前に会食会があり、事実上の面接を行っているところもあります。

1次面接はグループで行われることが多いです。グループディスカッションを取り入れるところもあり、自分の意見を主張できるか、他人の意見を聞けるか、リーダー性はあるかなどを見られます。また、グループ面接を行う企業では他人と同じ文言の回答にならないように気をつけましょう。

言いたいことは同じでも表現方法を変えるなどの工夫が必要です。いくつもの言い方を自分でシュミレーションしておくと安心です。

グループでのディスカッションや面接の後は、1人に対して面接官数人や面接官1人での面接を行うことが多いです。最終面接まで行けば、面接官が課長や部長、社長など上役であるケースもあります。最終面接ではその企業で働く意欲が十分あるか熱意を問われます。

面接の多い企業では第5次面接までやるところもあります。回数が進むにつれ、面接官の目も細かくシビアになってくるので、1つ突破したからといっても油断せず、企業についての研究をしっかりやっておきましょう。

面接が突破できれば、いよいよ内定が出ます。

内定(内々定)の出る時期はいつ?

面接開始の解禁は大学4年生の6月なので、書類選考や筆記試験を早い段階で終わらせる企業であれば、6月中に内定を出してくる企業もあります。一般的に内定時期のピークは7月~8月です。

内定についてですが、内定という形で正式に出せるのは経団連の指針によると10月以降となります。そのためそれ以前は内々定という形になります。

しかし、内定と内々定はどちらも意味は同じです。内定の連絡は電話や郵送通知、メールなどですが、中には、面接後すぐに内定を告げられることもあります。

多くの学生は一つだけでなく多数の企業に応募します。もし第一希望を受ける前に内定をもらったとしてもそこで就職活動をあきらめるのではなく第一希望へのチャレンジ精神も忘れないようにしましょう。

また、内定がたくさん出る人もいれば、たくさん受けたのに1社も内定がもらえないという人もいるでしょう。その場合は自己分析からやり直して足りないところはないかもう一度振り返ります。希望の業界以外にも適性があるかもしれません。

そして、面接の姿勢や態度が不十分である可能性もあるので第三者にみてもらうことも大切です。内定時期のピークは7月~8月ですが、その時期に募集をかける企業もありますのであきらめずに情報収集をしましょう。

就職活動の追い込み時期とは?

就職活動の内定時期は7月~8月が多いです。周りに内定者が増えると焦りが出てきてしまいがちです。しかし、9月は就職活動の追い込みの時期なので狙い目です。

9月が追い込み時期なのはだいたい10月に内定式を行う企業が多いからです。また、就職活動の解禁日は3月ですので、だいたい8月ごろになるとその企業の就職活動の状況がつかめてきます。採用を一旦中断していた企業が再度募集を行うこともあります。それに募集時期を遅らせている企業もあるので情報が多く出回る時期です。

9月ごろは前半の就職活動で内定がもらえなかった人たちも殺到します。気をゆるめることなく自己分析、業界・企業研究・エントリーシート・筆記試験・面接対策など念入りに振り返ってみることが大切です。

しかし、9月ごろの募集が少ない業界があります。それは外資系やベンチャー企業、マスコミ関係です。時代の最先端を行くような企業ではより意欲的な人材を採用する傾向が高いので早い段階で選考を終了し、内定を出しています。もしこのような業界が希望なら早めに準備をし、内定の獲得につなげましょう。

内定の辞退はいつすればいいの?

中には内定をたくさんもらう人もいるでしょう。しかし、結局は1社に絞らなければなりません。内定の辞退をする時期は早ければ早いほどいいです。8月ごろ内定し、すぐに辞退の連絡をすれば、9月からの募集に間に合うという場合もあります。

内定の辞退の期限ですが、入社2週間前までであれば可能です。内定式が終わり、内定承諾書を書いてからの辞退もできます。しかし、入社まで2週間を切っていたり、すでに研修がはじまっていた場合には辞退することができません。

内定の辞退の方法ですが、企業から指定されている場合はその通りに行います。

もし何もなければ、メールで簡単に終わらせるのではなく、電話で丁重に申し出るのがマナーです。中には辞退の理由を書面で提出したり、電話で聞かれたりすることがあるかもしれませんが、今後の参考の為なので気にする必要はありません。

内定の辞退の基本はなるべく早めに申し出ることです。早めに申し出れば、他の学生の為にもなりますし、企業側もその先の手続きを進めなくて済みます。また大学の名を汚すことにもなりません。

内定に向けて効率的な就職活動を

就職活動の内定時期の平均は大学4年生の7~8月です。

大学4年生の3月からは企業へのエントリー、個人説明会が開始されます。

それまでには「自分とはどんな人間か」「自分が働きたい業種は何か」をまとめておきます。エントリーシートをすぐに提出できる状態にしておきましょう。

筆記試験の勉強もこの段階でしておくと安心です。個人説明会には必ず足を運びます。

大学4年生の6月から面接開始です。これまでの段階で知りえたことを混ぜながらシミュレーションをしておきます。企業研究を気をゆるめることなく続けます。

内定が出なくても9月から募集が多く出るのでチャレンジしましょう。内定を辞退するなら早めに申し出るのがマナーです。

 

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