浪人経験をプラスに!就職活動で浪人をプラスに伝える方法

就職活動をする際に、浪人していた人は履歴書に空白期間ができるので気になりますよね。浪人経験に関して面接官に聞かれることもあります。

浪人経験があることは、現役合格した同級生と比べてマイナスに働くのでしょうか?

浪人はマイナス?

新卒で就職活動を行なう学生の中には浪人を経験した人も少なくありません。なので、浪人したという経験が即、マイナスイメージにつながっているわけではありません。

浪人していてもその経験を糧にしている人や、現役合格していてもただ自分の実力と偏差値を照らし合わせて妥協しただけの人が同じではありません。

浪人することは、もう一年努力し続けるという選択をしたということなのです。目標に向かって努力を続けられるということはアピールポイントにもなります。

しかも、その努力により大学に合格できているのだから結果は一目瞭然です。努力した話には、分かりやすい結果がないと説得力がありません。浪人して今大学を卒業しようとしているということは、努力と結果が証拠となって履歴書に表れているのです。

また、成功体験ばかりがある人よりも、失敗体験があって、それを乗り越えた人の方がストレス耐性や、失敗に直面した時にどう挽回するのかを見ることができるため、特に失敗体験なく過ごしている人よりもプラスに働く可能性があります。

この答え方はNG

浪人した原因について面接官に尋ねられた時、もっともしてはいけない答えが「学力不足」です。合格していないのだから学力不足なのは面接官もわかっています。聞きたいのはそこではなく、学力不足に陥った原因です。

さらには、学力不足の原因を次の年にはどう克服したのかが知りたいのです。学力不足以外の明確な原因がある場合はそれを素直に伝えましょう。病気などがそれに該当します。

就労に際して健康診断は行われますし、通院しているかなども面接時は必ず聞かれるところではあるのですが、原因が病気の場合は面接官から聞かれなくても、完治しているかどうか、通院しているかどうかも話しておくべきです。

原因は素直な説明を

原因は素直な説明を

学力不足に陥った原因は人それぞれでしょう。嘘をつく必要はありませんが、面接官が聞いて納得できる答えを用意しましょう。

金銭的に苦しい家庭の事情があり、アルバイトをしていたのだったら、家計を支えるためのアルバイトが忙しくて、勉強の時間を十分に確保できなかったことを伝えます。

近年は進学のために奨学金を借りる学生も多いですし、家庭の金銭的な問題で大学進学をあきらめる人は多くありません。高校生がアルバイトに勤しんでいたとしても不自然ではないでしょう。むしろ、アルバイトに熱心に取り組んでいたことで得られた経験を、ここから伝えることもできます。アルバイトで稼いだお金が大学入学資金になったという話にも繋げられます。

ボランティアや部活動など、学業以外の活動に熱心に取り組んでいた学生もいるのではないでしょうか。就職面接では大学在学中の話をするのが望ましいとされてはいますが、高校在学中の話をしてはいけないわけではありません。

それに、高校在学中に取り組んでいたことを大学に入ってからも続けていたら、学生時代に力を入れたこととして大きなアピールポイントになります。

多くの就活生が学生時代に力を入れたことは大学在学中のみの話なので、高校時代から長く取り組んでいる活動だというだけでも熱心に取り組んだ姿勢について説得力があります。

また、受験直前に志望校が変わり、求められるレベルが上がることもあるでしょう。実際、浪人した学生の中には、いくつか合格した学校はあったけれど行きたいところではなかったから浪人したという学生も少なくないはずです。

そうした場合は、なぜその大学を志望校に選び、その大学に入らないと自分の望み通りにならないと思った理由を伝えましょう。同じ学部の名前を持っていても、実は特化した研究や設備、著名な教授、独自のカリキュラムなど、大学ごとに特色はあります。

それらを踏まえて説明すれば志望校変更の理由も納得してもらいやすいです。

受験直前に志望校を変えた場合、注意したいのが「傾向に対する対策を取れなかった」「赤本に取り組む時間が取れなかった」という理由を付け加えないほうがいいということです。

確かに大学ごとの試験問題の出し方には特徴があり、出題傾向を把握することは受験生が効率的な勉強をする上で大事なことです。しかし、出題傾向を把握するのに何日も、何ヶ月も必要なわけではありません。

中には志望校の変更で科目が変わることもありますし、その勉強が追いつかないのは仕方ないことと言えます。しかし、同一科目の勉強を続けていた中での不合格だったのなら、傾向と対策の問題ではなく、やはり原因は学力不足と捉えられます。

それを言い訳にしていると思われるだけなので控えましょう。

単に勉強をサボっていただけという場合も、そこから得た学び、それをいかにして反省し、翌年はどう挽回したのかを話しましょう。浪人の後には合格しているのですから、単にサボって浪人期間を過ごしたわけではないはずです。

浪人期間に取り組んだこと、変えた勉強の姿勢などを話しておきましょう。

ポジティブなアピールをする

浪人はマイナス?

浪人したことで自信をなくしたように振る舞うのも避けたいところです。努力が実を結んで大学に入学できたのだから、浪人を恥じることはありません。

浪人したという経験が自分にとってプラスになっていると信じて、自信を持った振る舞いを心がけましょう。面接官にとっては、自信ありげに振舞ってもらえるだけでも心象はよくなります。反対に、自信のない振る舞いは浪人生でなくてもマイナスに働きます。謙虚な姿勢と受け取ってもらえることはありません。

そして、浪人時代をネガティブに捉えた発言も避けるべきです。具体的には、「勉強ばかりしていて心労が絶えなかった」「浪人を経ても結局第一志望校には合格できなかった」などです。

浪人していた時期は本人にとって辛いものであったかもしれませんが、その辛い時期が今の自分にどう影響しているのか、プラスに捉えた発言をしましょう。

第一志望校に合格していなくても、現役の時に合格していた大学とは違うところであれば、納得していることを話せば良いですし、今の大学に入学したからこそ得られた体験を話すとっかかりにもなります。ネガティブな結果に終わったとしても、今自分がそのことをプラスに捉えているということを伝えてから話を締めましょう。

浪人生には、現役学生と比べて「落ち着いている」という強みもあります。現役の学生は22歳ほどで就職活動を始めますが、浪人生は一年かそれ以上年上です。

たった一年に思えても、辛い浪人時代を乗り越えているということが精神的な成長につながるのか、実際の年齢以上に落ち着いて見える学生も少なくありません。就職したら社会人として、落ち着いて行動できるかどうかも大切なポイントです。

他の新卒に比べてこの落ち着きをアピールできれば、社会に出る覚悟が身についていると思ってもらえるでしょう。


何浪かしている場合

一浪ならともかく、二浪、三浪と増えていくとさすがにマイナスイメージなのではないかと考える学生は多いようです。

確かに、何の努力もせず浪人歴だけを重ねていると思われるとマイナスです。ただ、これも一浪の場合と同じで、努力したことが認められれば面接官も納得してくれます。勉強がよくできる人を採用したいわけではなく、仕事ができる人を採用したいのです。

そもそも新卒プラス2年までは、新卒扱いにして採用活動を行なっている会社が多いです。会社にもよりますが、二浪まではマイナスの影響がないと言っていいでしょう。では、三浪以上になると影響があるのでしょうか。

会社によってはそのようなことにこだわらない会社もありますが、中には三浪以上の浪人を気にしている会社もあります。そのような会社の場合、エントリーの段階で新卒扱いでない場合がほとんどです。新卒扱いでエントリーできる会社なら、大きな影響はありません。

浪人時代のことを話しすぎない

浪人時代のことを話しすぎない

浪人していた時の経験は、本人にとっては忘れがたいことでしょう。周りが大学生活を謳歌している時に勉強していたのですから。ここまでの記事を読んで、「じゃあ自分が聞かれた時にはこう答えよう」と答え方を組み立てた人もいるでしょう。

もちろん、面接官が浪人期間について明確に指定して質問してきたときはそれに答えます。

しかし、答えは簡潔にしてください。面接の時間も限られています。限られた時間を、少なくとも3年前である浪人期間の経験を話すことに費やすより、それによって入学できた大学でした経験、取り組んだ研究などについて話すべきです。面接官も、浪人期間のことを真剣に詳細に聞きたいとは思っていないのです。

浪人期間の経験が、大学で熱心に取り組んだことと直結しているのであれば別ですが、そうでないなら早めに切り上げて他のアピールをする時間を増やした方がいいです。

中には、浪人経験に関して聞いてこない面接官もいます。先にも述べたように、浪人をした就活生というのは昨今珍しくありません。浪人期間が長いのであればともかく、一浪くらいでは聞かれることの方が少ないでしょう。

聞かれた時のために答えを用意しておくべきではありますが、浪人期間について聞かれなければできないアピールをここに盛り込むべきではありません。アピールしたいことは浪人期間の話とは別の根拠とともに話せることが望ましいです。

浪人を気にしすぎる必要はない

浪人したという経験も、活かし方次第ではアピールポイントになります。もし話すチャンスがあれば逃さずアピールにつなげて、浪人時代が今の自分の形成に役立っていることをアピールしましょう。

マイナスに働かないことがほとんどの浪人経験です。現役合格の就活生が持っていない、分かりやすい挫折経験ですから、それを挽回したプラスの話にできます。

面接官もそれほど浪人期間を気にしてはいませんので、深く考えず面接に臨みましょう。


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