就活をしていく中で重要となるのがどんな職種を選ぶかということです。職種についてよく知っておかないと就職後に困ることにもなりかねません。

就活生Aさん
募集要項で「企画営業」と記載のある求人を見たのですが、営業職にも様々な種類があるということでしょうか?
チアフル就活担当
はい。業種にもよりますが企画営業以外にもルート営業やコンサルティング営業など様々な種類の営業職が存在します。今回は、「企画営業」の仕事内容について解説していきます。
★本記事のポイント(1)企画営業がどのような職種かを理解しましょう。
(2)企画営業の魅力を知りましょう。
(3)企画営業に必要な能力を理解しましょう。
(4)就活で企画営業を志望する際のアピールポイントを知りましょう。

 


企画営業とはそもそも何か

企画営業とはそもそも何か

営業という職種は以前から就活においておなじみですが、企画営業についてはよく知らないという方も多いかもしれません。企画営業とは簡単に言うと、商品の企画と営業を両方とも行う仕事ということになります。

企画は商品やサービスを提案し、生み出す仕事であり、商品やサービスを売り込む営業とは明確に区別されてきました。

しかし、商品を企画した人物は誰よりもその商品のことを知っているはずなので、営業も行うにはうってつけといえるでしょう。そこで企画営業という両方の仕事を担う職種の応募が増えています。

企画営業は企画と営業という重要な役割を2つもこなさなければなりません。それゆえにハードな業務になるのではないかという不安を感じる方も多いです。

しかし、実際には企画営業として採用する人の数が多いので、特定の方に負担が偏らないようになっています。逆に言えば採用後に存在感を示すことが出来なければ、埋もれてしまう恐れもあります。簡単な仕事ではありませんが自分の責任で企画から営業まで行えることに誇りを感じる方も少なくありません。

企画営業という職種が誕生した背景


社員数が非常に少ないケースを除き、企画と営業という職は明確に分けられていました。企業の方向性すら決める可能性がある企画と、サラリーマンの花形とも呼ばれる営業はいずれも非常に重要な仕事なので1人でこなすのは困難であるというのがかつての常識です。

また、企画は基本的にコツコツと仕事をこなすタイプに向いていて、営業はどちらかというとコミュニケーションが得意な方に向いています。それぞれに適性があるので分けていた方が良いという指摘もあります。しかしながら企画と営業を別々の人物が行うと、企画の意図が営業に巧く伝わらなかったり、営業が新商品に魅力を感じなかったりすることがあります。

その結果、営業が上手くいかないことや営業の結果が企画にフィードバックされない事態が様々な企業で起こっていました。そんな中で誕生したのが企画営業です。

企画営業が職種として確立されたのは近年に入ってからですが、その業務に近いことを既に行っていた方は多くいます。例えば、テレビのショッピング番組では開発者が自ら消費者に商品の良さをアピールすることがあります。

これも広く言えば企画と営業を同一の人物が行っている例といえるでしょう。自分が開発したからこそ、商品のアピールで高い効果を生み出すことが出来ます。実際の企画営業においてマーケティングや広報、宣伝などを行うことはよくあります。

企画営業として働く魅力

企画営業として働く魅力

企画営業として働く最大の魅力は強いやりがいを感じられることです。自分で企画した商品を自分で売るということになるので、売れなければはっきりと自分の責任であることが分かります。企画と営業が分かれていると商品が悪いのか、売り方が悪いのかによって責任の所在があいまいになることもあります。

しかし、企画営業の場合は企画をしている人物と営業をしている人物が同じなので、結果が出ればその方の評価が上がり、結果が出なければその方の責任となります。それゆえに何とかして良い商品を企画しよう、どうにかしてたくさん売ろうという気持ちが湧きやすいです。

また、この商品はこうやって売りたいという計画通りに営業が行えるという利点もあります。

企画営業では企画の段階で売り方を考えることが重要となります。例えば、忙しいサラリーマン向けの商品を企画するのであれば、それをどうやってサラリーマンに周知させるかについてまで含めて考えます。サラリーマンがよく通るところで期間限定の無料配布を行えば、サラリーマンにその商品の存在を知ってもらうことが出来ます。

では期間限定でも無料配布できるような安価な商品を開発しようという考え方になります。このように企画から営業、営業から企画というように考えを巡らせることが重要です。

営業を行った結果をすぐに次の企画に反映させることも出来ます。営業していると消費者の方から様々な意見を聞くことがあります。その意見は今後の開発に大いに役立つものかもしれません。

企画営業では次の企画を行いつつ、営業の業務を行うことになるので営業で得た情報をすぐに企画に生かすことが出来ます。営業という消費者に接することの多い業務を行うことが、貴重な意見を拾うことに繋がります。

企画営業とアカウントプランナーはどう違うか

企画営業とよく似た意味で用いられる言葉の1つにアカウントプランナーがあります。アカウントプランナーは広告や制作をプランニングする仕事を行う職種を指します。

そのため、実際の業務は企画営業とよく似ており、企業によっては全く同じものとして扱うケースもあります。あえてアカウントプランナーと企画営業を分けている場合は、アカウントプランナーの方を広告などの表現制作重視、企画営業の方を商品開発とマーケティング重視としていることが多くなっています。

企画営業においては広告の企画も行います。それゆえにアカウントプランナーとは仕事がかぶるところもあります。企画営業が提案した広告についてアカウントプランナーが実際の計画を練っていくということも多いです。

就活の際にはこの2つをそこまで強く区別する必要はありませんが、広告に関する仕事に興味があるという場合はアカウントプランナーが選択肢に入ります。

企画営業に必要な能力とは

企画営業に必要な能力とは

企画営業として働くときに重要となるのが高い提案力と常識にとらわれない発想です。まず商品やサービスの企画をしなければ仕事になりません。どんな商品やサービスを世間が求めているのかを分析し、提案を行っていきます。

提案から生まれた商品は自分の責任で売り込んでいくことになるので、有意義な提案をしなければなりません。

しかし、上手くいく提案ばかりが出来るとは限らず、最初のころは全く売れない商品を生み出してしまうこともあります。その経験を次の企画に生かし、粘り強くヒットを狙っていくことも大切です。

大ヒットする商品というのはそれまでの常識にとらわれていないケースが多く、大胆な発想が企画に役立つことは少なくありません。思い切った発想が出来ることは企画営業において強みとなります。

売り方を考えるのも企画営業の重要な役割です。同じ商品でも売り方次第で売れ行きが大幅に変わることもあります。売り方についても常識にとらわれない発想が重要となります。

また、どのようにすれば多くの方に知ってもらえるかを考えることも大切です。周知の仕方はその商品のターゲットによって変わります。例えば小中学生向けの商品であれば、夕方の時間帯にテレビCMを出すことが有効となります。

サラリーマン向けであればその時間帯にCMを流しても見てもらうことは難しいでしょう。企画営業に慣れてくると営業から逆算して企画を行うということが出来るようになります。

企画営業として働きたいときにはどんなアピールをすればいい

企画営業として働きたいときにはどんなアピールをすればいい

就活の面接で「企画営業として働きたいと考えています」と言うと、必ずそれは何故かを聞かれることになります。ここでの答え方によっては大きなアピールとなる可能性もあります。

こういった質問をされたときに、企画営業についての知識を披露しても大したアピールにはなりません。面接官は知識を聞いているわけではないからです。どのような企画営業がしたいのか、これまでに凄いと感じた大ヒット商品の企画営業の事例などを話せると有効になります。

企画営業は自分の責任で企画から営業までを行う職種なので、そのことへのチャレンジ精神を示すことも大切といえるでしょう。

企画営業は既存の商品を売るよりも新しい商品を生み出したい方に向いています。場合によっては既存の商品を改良して売るという仕事をする場合もありますが、基本的には新しい発想が必要になります。

新しい発想を生み出すにはそれまでのことをよく知っておかなければなりません。その企業におけるこれまでの成功事例を知っていれば、新しい成功を生み出すためのヒントが見えてくるからです。

企画営業として働きたいときには自分がしたいことと、その企業について知っていることを両方とも伝えることが重要といえるでしょう。

就活で企画営業に就けば転職の際にも役立つ


企画営業として働くと、企画と営業の両方の力をつけることが出来ます。将来的に転職することになった場合でも大きな経験として力になります。

企画営業として成功していればアピール材料にもなるといえるでしょう。転職を前提として就活することは基本的にありませんが、将来において転職する可能性があるという方は少なくありません。それゆえに企画営業においてスキルと経験が身につくことはメリットです。

また、独立する場合にもその経験は大きなプラスになります。企画営業という仕事はその企業においての財務や人事以外のほとんどを担うということです。

つまり、企画営業として働いている方は経営のノウハウさえ学べば、独立できる可能性があります。中には自分が企画した商品やサービスが大ヒットしたことを機に独立するケースも珍しくはありません。将来的に自分の会社を持ちたいという方にも企画営業という職種はうってつけといえるでしょう。

また、企画営業として大成功する方の中にはそういった野心を持っている方が少なくなく、企業としてもそのことはよくわかっています。

企画営業は責任とやりがいのある仕事

企画営業は責任とやりがいのある仕事

企画営業はその業務の内容から大きな責任が発生することもありますが、一方でやりがいを強く感じることが出来る仕事でもあります。

将来に役立つ経験やスキルを獲得できます。企画営業として働く際には常識に縛られない発想が重要となります。

そのためには企業研究をしっかりと行い、誰もやったことがないような提案をしなければなりません。将来的に独立したい方にとっても企画営業で得られた経験は力強く自分を支える要素となるでしょう。

本記事のおさらい(1)企画営業とは、商品の企画と営業を行う職種のこと
(2)商品・販売の全てを経験しコントロールすることができる
(3)企画営業には高い提案力と発想が必要である
(4)企画営業の就活では自分のしたいことを伝える

チアフル就活は、人材紹介を行う株式会社プロバイドジャパンが運営する就活生向けの就活お役立ち情報メディアです。就活の基本情報からエントリーシートやインターンシップ、面接・マナー、先輩社会人の就活体験談を配信しています。