自動車業界の仕事って?就活生が知っておくべき自動車業界の仕事内容

「小さな頃から車が大好き」そんな気持ちを大人になっても持ち続けている人も多いのではないでしょうか。

出来れば好きなことを仕事にしたいという就活生の為に、今回は自動車業界の仕事についてご紹介していきます。

自動車業界は3つの部門に分かれている

自動車業界と言ってもたくさんの職種があり、大きく3つの部門に分かれています。

まず、1つ目が研究開発部門です。これは車に関わる研究や商品開発、生産技術などを仕事として行う部門です。それから2つ目に企画や販促部門があります。これは商品の企画やマーケティング、営業などがこの部門になるでしょう。そして3つ目が、生産部門です。これは車を作る部門になり、製造工場などで勤務することになるでしょう。

自動車業界で働くということは、この3つの部門からどの道に行くかということをまず決める必要があります。

例えば、自動車を自ら設計してみたいという人は、研究開発部門を目指すことになるでしょう。エンジンなどの性能向上を目指すこともこの部門で可能です。

また、実際に車に触って仕事をしたいとなれば、整備士を目指すという道もあります。どのような道を選ぶのかは就活生によって異なりますが、主軸に自動車というものがあるのはどの部門でも同じです。それぞれの部門についてより詳しく下記で解説していきましょう。

研究開発部門でできる仕事ってどんなこと?

研究開発部門でできる仕事ってどんなこと?

研究開発部門で働くとなると、電子技術やモーター、エンジンなどの性能アップを目指した仕事がメインとなるでしょう。

それぞれの分野の専門家が集まって、研究や開発を進めていきます。昨今では、ハイブリッドや電気自動車などの開発や研究がメインとなりますし、その技術を生産ラインでどう活用していけるかも考えることになるでしょう。

直接的に車に触れるというよりも、新しいギミックを作り出したり、燃費アップの技術を研究していくような部門になります。これは自動車業界での心臓部であり、この技術を元に自動車が作られていくことになるのです。

研究開発部門では、車の部品の専門家になる道もあります。トランスミッションやエンジンのスペシャリストになりたいという人にはおすすめの部門となります。ただし、注意して欲しいのが、自動車メーカーでこの部門で働くというのはかなり狭き門であることを知っておくということです。

車が好きな就活生がまず目指すのは大手自動車メーカーであることが多いのですが、多くのメーカーが募集しているのは、整備士や営業職です。研究者として働くというのは簡単ではなく、ここを目指していくのは相当な覚悟が必要となるでしょう。

企画や販促部門でできる仕事ってどんなこと?

企画や販促部門でできる仕事ってどんなこと?

大手自動車メーカーでの募集で多いのがこの部門となります。企画や販促というのはデスクワークになりやすく、事務をイメージしておくとわかりやすいでしょう。

例えば、新車をそろそろ出したいと考えた時、どのような車にするのかを考える部門です。新車のコンセプトやそれにかかるコストなどを考えていきます。

さらに、どのようにその車を売り出そうかと考えるのも企画や販促部門で行っていくのです。市場調査を行い、消費者がどのような車を望んでいるのかをリサーチするのも仕事の一つになります。

また、物流に関して管理するのもこの部門となります。資材や部品を予算内で探すこともありますし、販売促進の為の活動も行います。

さらに、海外事業の支援活動も行っているメーカーもあるでしょう。この部門では、車を作る為に必要な準備をしたり、売り出す時にどのように売るのかを考える仕事です。自分のコンセプトを実現したいという人に向いています。

営業だけではなく、実際に販売するところまでを含めているので、大手自動車メーカーの販売店での仕事もこの部門に入ります。ディーラーとして働きたいという人もこの部門を目指していくことになるでしょう。

生産部門でできる仕事ってどんなこと?


車に触れたいという希望がある人におすすめなのが、生産部門です。

ここでは、生産ラインの設計をしたり、チェックを行っていきます。簡単に言うと、自動車を組み立て、製品化を目指していく部門です。勤務先は製造工場などになるでしょう。製造工場内でも、生産ラインで働くのか、それとも品質管理で働くかによって仕事内容は異なります。

自らの手で車を作り出してみたいという希望があれば、この生産部門を選択するのが良いでしょう。

生産部門では、たくさんの人が必要であることから、求人数が多いのも特徴です。プラモデルカーを作るのが大好きという人や、自動車のパーツに魅力を感じている人などは生産部門で働くと夢を実現することができるかもしれません。

整備士として働くという選択肢もある

整備士として働くという選択肢もある

車に直接触れたいという人は、整備士の選択もあります。整備士は、車の故障に対してメンテナンスをする作業となります。自動車整備士になる為には2つの方法があり、1つは専門学校や短期大学などに入学し、二級の資格取得をし整備業界へと進んでいきます。

もう1つが実務経験を積んでから受験するという方法です。どちらの方法であっても、高校卒業資格がないと該当しません。それ以外にも二級自動車シャシ整備士以外の二級資格を取得した後に実務経験を3年間積めば、一級の受験資格を得ることができます。それか、4年制の大学を出て一級自動車整備士課程を修了することで受験資格を得ることができるのです。

この場合、実技と学科があるのですが、実技試験は免除となります。

また、実務経験を積んでから受験するという方法の場合は、高校卒業資格だけがあれば良いというものではありません。あくまでも自動車や機械に関する課程を修了していることが前提となり、それによって3級の受験が可能となります。

この自動車の機械に関する課程ですが、認証工場や指定工場などで1年以上の実務経験をすれば問題ありません。二級以上を目指す場合には、3年以上の実務経験が必要となるので、その違いを理解しておくことが大切です。

自動車整備士として働きたいのであれば、まずは認証工場もしくは指定工場で働くことが必要となりますので、その点には注意が必要です。中小企業の自動車工場などで働いた場合、その場所が指定工場になっているかどうかというのをチェックしておかなければなりません。実務経験が積めたとしても指定工場でない限り、受験資格に該当しません。

整備士として働くとなれば、様々な分野での活動が可能となります。例えば、運送会社やタクシーなどの整備を担当することもできるでしょうし、中古車を取り扱っている販売店などで整備士として働くこともできます。

また、整備士資格だけではなく、検査員の資格を取得すれば車検をすることもできるようになるでしょう。車に直接触れたい、自分で故障した部分を直したいという人は整備士資格を取得しておいて損はありません。

ドライバーとして働くという選択肢もある

自動車業界と一言で言っても様々な部門に分類されていますので、どの道を選ぶかには個人差があるでしょう。

自動車を作り出す方を目指すのか、それとも修理をする方を目指すのかによっても異なります。さらに、自分で車を運転したいという人であれば、ドライバーとして働くという選択肢も出てくるのです。タクシー運転手やバスの運転手になりたいのであれば、なりたいものに応じて免許が必要となってきます。

タクシー運転手を目指すのであれば二種免許が必要となってきますし、バスの運転手になりたいのであれば大型二種が必要となります。また、大型トラックを運転したいというのであれば、大型免許や大型特殊免許が必要なのです。それぞれに合った免許を取得することが働く為の条件となるでしょう。

それから、大きな車を運転する為にはそれに応じた免許が必要不可欠です。車両総重量が750キロを超えるトレーラーやタンクローリーなどを運転するのであれば、大型免許だけでは乗ることができず、けん引免許というものも必要です。

タンクローリーに関しては、ガソリンや軽油を運ぶ場合には危険物取扱者免許が必要になりますし、毒物を運ぶとなれば毒物劇物取扱責任者免許が必須です。大型トレーラーに乗りたいという人は、免許だけでは難しい場合も多いので、何が必要なのかを事前に知っておくことが大切です。

自動車業界の職種は幅広い

自動車業界の職種は幅広い

自動車業界と大きく区分すると幅が広すぎるのですが、一つの企業として考えるのであれば経営企画をする部門や人事部門などに分類することもできます。

例えば大手自動車メーカーに就職した場合、研究や開発をする部門もあるでしょうし、車の企画や販促に関わる部門もあるでしょう。その反面、車に関わらずに企業経営として必要な部門というものも存在しているのです。

大きく区分すれば大手自動車メーカーの事務をしている人も、自動車業界で働いている一人として考えることができます。

まず、企業経営に必要不可欠な経営企画部門です。経営や事業の戦略を練ったり、企画を立ち上げる部門になります。経営していく上で大切な部門となり、企業の中枢とも言えるでしょう。

それから、働いている人達の人事を決める人事部門も重要な役割を担っていて、人材の育成や評価などを行ってきます。さらに、庶務や法務などを行っている一般事務を総務部門と言いますが、こちらの部門も企業としては欠かすことができません。給料の管理をする経理なども必要不可欠な部門となるでしょう。

このようにどの企業で働いたとしても、絶対的に必要となる部門というのは存在しています。直接的な車に関わる仕事ではありませんが、このような部門を選択することも可能なのです。大手自動車メーカーの経理を担当しているというのも、自動車業界で働く一人に該当しています。

もちろん、すべての企業でこのような部門に分かれているわけではありません。これはあくまでも一般的な企業としての話です。中小企業であれば、事細かく分類していることも少ない為、経営や経理に関しては社長が行っていることもあるでしょう。

大手自動車メーカーで働くことが夢だけれど、研究者はおろか企画開発の部門での求人がなくて諦めているという人は、異なる部門を選択してみると求人に恵まれるかもしれません。自動車業界で働きたいという希望があるのであれば、幅広い視野を持つことも大切です。

外注メーカーなどで働くというのも一つの方法

自動車業界で働きたいという希望はあれど、なりたい職種の求人がないと嘆いている人は、外注メーカーなどへの就職も考えてみてください。例えば、自動車に欠かすことができないタイヤメーカーなども自動車業界では大切な場所の一つです。

電気自動車が製造されるようになると、電子部品などは外注メーカーで製造を行っているなんてことも少なくありません。その為、電子部品を扱う企業に勤めるのも自動車業界に通じていると言えるのです。もちろん、すべての電子部品メーカーが自動車に関わっているわけではありませんので、リサーチは必要不可欠となります。

それから、自動車部品を製造しているメーカーなども自動車業界の一つと言えます。大手自動車メーカーであっても、自社ですべてを担っているわけではありません。外注メーカーでお願いしている部品もあります。そのような場所で働くことも選択肢に入れてみてください。

また、自動車用品を販売しているお店で働くというのも自動車業界で働くことになるでしょう。車用品を取り扱っているお店の店員というのは、色々な知識がなければ販売することができません。その他にも、中古車雑誌や専門誌を作るという仕事も自動車業界と携わることができる職種です。

自動車業界と言われると、製造や営業がメインのように感じている人もいるかもしれませんが、視野を広げることでたくさんの職種があることが分かります。こだわりを持つことも大切ですが、求人が少ない部門を探し続けていくのにも限界はあります。違うアプローチから探してみるというのも選択肢の一つです。

就活生にとって、就職先がないというのはとても不安なことですから、少しでも自動車業界に携わることができる場所を探すというのも必要なことでしょう。

幅広い視野を持つことが大切

自動車業界で働きたいという希望がある就活生にとって、一番最初にイメージした職種にこだわってしまい視野が狭くなることがあります。自動車業界はとても幅広い業界なので、視野を広く持つことで就職のチャンスを広げることができるでしょう。一つのことにこだわらず、幅広い視野を持つことが大切になってきます。

まずは、自分が何を目指しているのか、その為には何が必要なのかをしっかり把握しつつ、柔軟性を持つことが必要なのです。

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