「インターンシップ」は就職活動中の学生が多く参加しています。

一方で、参加していない方の場合、インターンシップでは具体的に何をするのか知らない方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、インターンシップの基礎知識やその種類に関して紹介します。

インターンシップとは?

インターンシップとは、企業側が就職活動中の学生に向けて就業体験の場を提供し、学生が参加できる制度のことです。

基本的には、学生側が志望企業や興味・関心のある業界や職種を選んで参加します。

しかし、企業には顧客の個人情報や社外秘の情報など、外に漏らすことができない情報が沢山あります。

そのため、実際に就業体験をしてもらうことが難しいことがあり、企業によっては仕事のやりがいや仕事の流れを簡単に理解してもらう体感型のプログラムを実施しているところが存在します。

インターンシップの期間は企業により様々で、基本的には5日間ですが、1週間~1ヶ月という長い期間行う企業や、1日のみ開催している企業もあります。

1日だけの開催でも、その企業について詳しく知れるプログラムが組まれているため、就職活動中の学生が満足できる内容です。開催される時期としては、大学3年生を対象に夏〜冬にかけて行われることが多くなっています。

また、あるサイトが2019年卒業予定の学生を対象に調査したところ、約78%がインターンシップに参加していると回答しており、参加した企業の数は平均で4社です。

インターンシップを行う意図

そもそも、企業がインターンシップを開催すると、広告費や人件費などあらゆるコストが発生し、累計で数十万~数百万円かかります。

このようなコストをかけてでもインターンシップを開催するのは、企業側に大きなメリットがあるからです。そのメリットは大きく二つあります。

一つ目は、企業の広報・PRに効果的ということです。インターンシップは社会貢献の意味合いもあるため、社会に向けて企業を広報・PRする手段として使うことができます。

国内に存在する数百万の企業や競合企業がある中で、自社のことを学生たちに知ってもらうことは難しいですが、インターンシップはその企業の特徴や事業・仕事内容などを学生に知ってもらう機会になります。

さらに、インターンシップを通して自社に興味・関心を持ってもらうことができれば、入社まで至らない場合でも、ファンを作ることに繋がってきます。

また、社内の雰囲気や社風を伝え、学生に好印象を与えることができればイメージアップ効果も期待できます。これらは学生側としても、就職を検討する判断材料になります。

二つ目は、入社後のミスマッチを防ぐ効果があることです。インターンシップにより、募集要項に記載された企業の情報だけではわからない、より具体的な仕事内容や仕事のやり方などを伝えられます。

こうすることで、学生側が抱いている企業のイメージと実際の内情をすり合わせることができ、入社後に起こるイメージの食い違いを防止することができます。

場合によっては、イメージと違っていたということが転職理由になることもあるので、インターンシップへ参加することは大切です。

1Dayインターンシップ

1Dayインターンシップは1日のみ開催されるインターンシップで、ワークショップや1日体験イベントといった名前で開催されます。

1日限りで完結するため、授業やアルバイトの合間などでも気軽に参加できるため、学生からは人気のインターンシップとなっています。企業側としては、自社の情報を充分伝えられたとしても、就業体験まで行うことは難しいので、実際はイベントのような形です。

また、具体的な内容としては、その企業が属している業界に関する説明や取り扱っている製品・サービスに関する紹介、ビジネスゲームといったことが行われます。

企業の中には、働いている社員にも参加してもらい、参加者と一緒にディスカッションする時間を設けているところもあります。

このように、企業説明会で説明される情報から、さらに掘り下げた内容を説明してもらうことができます。学生側からすると、他では入手できない情報を知ることができるので、積極的に参加する方が多くいます。

そして、学生側のメリットとしては、このインターンシップは1日のみの開催となっていることで、他のインターンシップと重なることが少ない傾向にあります。

そのため、複数のインターンシップに参加することができ、沢山の情報を集められます。

短期インターンシップ

短期インターンシップは企業側が定めた一定の期間で、設定した課題に学生たちで取り組んでもらうことが特徴です。

サマーインターンシップやオータムインターンシップといった名前で、主に規模の大きな企業が開催しています。

課題には、チームワークが試されるものやコミュニケーション能力が必要なもの、論理的思考力が求められるものなど多種多様です。企業側はこの課題をクリアしていく参加者たちを評価しているため、後の選考にも関わってくることがあります。

開催される期間は数日~数ヶ月で、学校が長期休みに入ったタイミングで開催されます。開催期間が長いことと開催される時期がある程度決まっているので、他社のインターンシップと重なることが多くなります。

そのため、第一志望や第二志望などの企業を中心に参加することが大切です。

さらに、短期インターンシップに参加するための選考が用意されいているケースもあり、その選考を合格するための対策をしておかなければなりません。

短期インターンシップの具体的な内容は、業界や職種によっても様々です。

例を挙げると、新商品を販売するためのアイディアを1週間で立案する、展開しているサービスの購買履歴や顧客情報を分析しマーケティングプランを企画する、などがあります。

また、短期インターンシップはアルバイトではないので、原則として給与は発生しませんが、企業の中には交通費や宿泊費、食費などを支給してくれるところも存在します。

長期インターンシップ

ベンチャー企業を中心に増加している長期インターンシップ。アルバイトとして就業体験を行うため時給や日給が発生し、場合によっては成果に応じたインセンティブが発生することもあります。

期間としては3ヶ月から半年という長期間で開催され、週2~3日程度のシフト制で働くことが多いインターンシップです。

学生の中にはアルバイトの代わりとしてインターンシップに参加する方もいます。そして、アルバイト同様に選考があるので、事前に準備して対策しておくことが大切です。

また、長期インターンシップは開催している企業の社員と同じ業務を行うことが多く、配属された部署に応じた業務を行います。

社員と同じ業務といっても業務のレベルはあまり高くなく、大学1年生からでもできる業務です。さらに、充実した研修制度を設けていることが多いため、初めてインターンシップに参加する方でも安心して応募することができます。

そして、この長期インターンシップに学生が参加するメリットとして、社会人のビジネスマナーや言葉遣いなどを実践的に学べることが挙げられます。

実際に企業に所属して働くことになるので、より効果的に身につけることができます。

これらのスキルを身につけることは、今後の就職活動を有利に進めることにも繋がるため、参加を希望する学生が多くなっています。

インターンシップへ参加することの学生側のメリット

インターンシップへ参加することの大きなメリットには、業界・職種研究ができるということがあります。

実際に企業の中に入って就業体験ができることにより、インターネットなどの情報だけではわからない業界・職種の裏側まで知ることができます。これは、自身がどの業界・職種に向いているかわからないという方の場合、自分に向いている業界・職種を知ることができる機会となっています。

また、インターンシップは学生の自己成長にも繋がる、というメリットもあります。

インターンシップで行われる就業体験は、学生に社会人としての必要な能力や知識を与えるだけでなく、すでに持っている能力を向上させるようなプログラムに設計されています。

そのため、インターンシップを通じて、企業で行われている業務に携わることで、将来的にも役に立つ能力を身に付け、自己成長させることができます。

将来的なことを考えてインターンシップを選ぼう!

インターンシップは企業毎に特徴が異なり、開催している期間や就業体験の内容もそれぞれ違います。

企業によってはインターンシップ自体が、今後の選考にも関わってくるケースがあります。

さらに、就業体験の中で、社会人としてのスキルや知識を身につけられることもあり、就職活動を有利に進められる効果にも期待できます。

これらは、就職先を決める上でも重要なポイントになります。

事前に、企業毎のインターンシップに関する情報を詳しく調べ、将来的にプラスになるような就業体験ができるインターンシップを選ぶようにしましょう。

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