中小企業への就活で知っておくべき5つのこと

企業には、大企業や中小企業、小規模企業という区分がありますが、ここでは、中小企業への就活をおこなう上で知っておくべきことについて紹介していきます。

中小企業とはどのような企業を指すのか、より良い企業を探すコツなどについて知りましょう。

中小企業とは

中小企業とは

中小企業への就職活動で知っておくべきポイント1つ目は、そもそも中小企業とはどのような規模の企業のことを指すのかということです。

中小企業庁ホームページにも表がありますが、中小企業基本法によると、資本金または出資の総額と常時使用する従業員の数によって、中小企業かどうか定義されているということになります。

具体的には、製造業や建設業などでは資本金または出資の総額が3億円以下、常時使用する従業員の数が300人以下の場合、サービ業においては、資本金または出資の総額が5,000万円以下で、常時使用する従業員の数は100人以下の企業が中小企業と定められています。

このほかにも、卸売業や小売業によって基準となる金額や従業員の数は異なっていたり、中小企業関連立法では、政令によって、一部を除くゴム製品製造業は資本金または出資の総額が3億円以下、または、常時使用する従業員の数が900人以下の場合に中小企業と定められることがあります。

また、旅館業では資本金5,000万円以下、または、従業員200人以下という決まりがあるほか、ソフトウェア業や情報処理サービス業に関しても、それぞれ定められた条件があり、これに当てはまる場合は中小企業となるのです。

ちなみに、資本金または出資の総額と常時使用する従業員の数が、中小企業として定められているものを上回った場合は大手企業といわれることが多いのですが、法律で大手企業の定義について定められているというわけではありません。

また、小規模企業というのは、業種によって定義されている人数が異なるものの、常時使用する従業員数の数が20人以下や5人以下など、中小企業と比べてもかなり少ない人数の場合を指しているようです。

中小企業を選ぶ前に考えるべきポイント

また、中小企業への就職活動を進めていく上では、中小企業だからこそ気にしなくてはいけないこともあります。

まず、1つ目はその企業の経営者の考え方に共感できるかどうかです。

従業員数や企業規模が大きい大企業とは異なり、中小企業では、事業展開の仕方や日々の仕事のやり方、将来のビジョンなどに関して、経営者の考えが強く反映されることが多くあります。

大企業では、経営者が変わったとしても、基本的な方針や業務の仕方などが大きく変わることはあまり多くありません。しかし、中小企業では、経営者が変われば考え方も大きく変わり、それによって今までの事業方針が丸ごと変わってしまうということもあるのです。

企業のブランド力が、大手と比べても劣る中小企業が多いので、経営が上手くいくかどうかは、経営者の手腕にかかっているともいえるでしょう。そのため、経営者の経営方針に共感できるかどうかや、そもそも経営者と考え方が合わないということはないかをしっかり見極めることが必要です。

2つ目としては、中小企業は大手企業に比べて事業規模も小さいので、事業領域や顧客企業の種類、職種に関して、経験できる仕事の幅が狭いということが挙げられます。

特に職種に関しては、1人で多くの業務を兼ねることもあるでしょう。このことにより、仕事の全体像がつかみやすいというメリットはありますが、専門知識や特定の職種の経験を積んでいくことは難しくなります。

そのため、入社しようと考えている中小企業がおこなっている事業分野に興味はあるのか、自分が担当するかもしれない仕事内容に関心はあるのかをしっかり検討してみることが大切です。

そのためにも、キャリアの理解を深めるために、先輩社員の話を聞くことも効果的です。

また、3つ目としては事業展開をおこなっている市場の大きさはどうなのか、業績は前年比と比べてどう変化しているのかなど、中小企業の事業の成長率について把握することも重要です。

中小企業では限られた資金の中で上手くやりくりして経営を成り立たせることや、競合他社に負けないように事業をおこなっていく必要があるなど、厳しい環境で仕事をしていくことも多くあります。

そのような中で実績を積み重ねてきた方は、大企業での活躍が期待されるほどのポテンシャルを持っているということになります。

しかし、個人のポテンシャルが高くても、事業自体の成長性がない場合は転職する時もキャリアアップを狙うことが難しくなってしまうこともあるのです。中小企業にエントリーする前に、市場の大きさや業績など、できる範囲での企業分析を進めてみて下さい。

魅力的な中小企業を見付けよう

魅力的な中小企業を見付けよう

魅力的な中小企業を見付けよう

中小企業への就職活動で知っておくべき最後のポイントとしては、魅力的な中小企業の見つけ方を知ることです。

ポイントとしてはいくつかありますが、まずは、国や自治体からの表彰や認定を受けている企業を探すのも良いでしょう。表彰や認定を受けているというのは、それだけの実績があると考えることもできます。

具体的には、経済的または社会的に優れた成果を上げている企業のための賞である「グッドカンパニー大賞」や、基幹産業である農林水産業、商業によって地域の活性化を推進することを目的とした「農商工連携」という認定などがあります。

また、テレビや新聞、雑誌といったような各種メディアに露出している中小企業も良いでしょう。メディアに出るということは、なにか新しいことやおもしろいことに挑戦している企業でもあるということです。

さらに、各都道府県では、中小企業の魅力発信のために情報発信サイトを作っているという場合もあります。そこに選ばれている企業を見て、自分の関心があるところを見つけ、企業のホームページを見たり、問い合わせをしてみても良いです。

さらには、オススメの中小企業を紹介してもらうという選択肢もあります。実際にその企業を知っている人の話を聞くことで、企業について詳しく知ることができるだけでなく、働き方のイメージもできるようになるでしょう。

働いてみてどう思うかは、人ぞれぞれですが、写真や文章で見るだけよりも、そこに詳しい方の話を聞く方が、より具体的にその企業を理解することも可能です。

自分に合った中小企業を見付けよう

ここでは、中小企業の定義について・中小企業にエントリーするにあたって考えるべきこと3つ・魅力的な中小企業を見つける方法について紹介してきました。

中小企業では多くの業務を担当しなくてはいけない大変さもありますが、経営者の考え方や事業方針に納得できる企業であれば、長く勤めることができるでしょう。

中小企業は数がとても多いので、その中から自分に合ったところを見つけるのは難しいですが、今回紹介したことを参考に、自分に合う企業を見付けてみて下さい。

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