会社説明会で他の就活生に差をつける質問内容とは?

会社説明会を開催する企業は、自社の魅力を学生たちに知ってもらうため、積極的に質問を受け付ける場合がほとんどです。

言い換えれば質問タイムは積極的に自己アピールできる場。そこで数多くいるライバルたちに差をつけつつ、実際の説明会時に役立つ質問集を紹介します。

仕事内容について質問しよう

仕事内容について質問しよう

『○○さん(担当者)の一日のスケジュールを教えて下さい』

まず欠かせないのは業務内容についての質問集です。タイムスケジュールを聞いておくことによって、入社後にどのような業務に就くのか、また一日の過ごし方について具体的なイメージが湧きやすくなります。

加えて、この質問は残業時間が気になる場合にも有用です。というのも直接「どの程度残業していますか?」と尋ねるのは、就活においてマナー違反と捉えられてしまうことが多いからです。与える印象もあまり良くありません。

説明会は選考の場ではありませんが、本気でこの企業を目指すのならば、担当者にはなるべく好印象を持ってもらう方が、今後選考が進んだ場合もスムーズです。もしも回答した人が自分よりも年長者であった場合や、管理職であった場合などには「自分と同年代の」という一言を加えると、より参考になる回答が得られるでしょう。

『仕事をしていてやりがい、または達成感を感じられた時はどんな時ですか?』

この質問のポイントは回答者側が具体例をあげやすい点です。例えば「こんな場面があって、こういう経過を経て、このような結果になった時に、やりがいのある仕事だと感じた」。あるいは「こういう成果をあげることができた時に、達成感があった」のように、経験談としてのエピソードトークを聞ける可能性もあります。

企業を志望するモチベーションを上げてくれますので、ぜひ聞いておきたい質問です。また質問をする際に、自分のことをかいつまんで話すことができるのも利点の一つです。例えば「自分はこんな経験をした際に達成感があったのですが」などという風に、枕詞として話しをするとよいでしょう。

経験談を無理に作る必要はありませんが、アピールできるような体験があればそれをきっかけに、コミュニケーションが生まれることも考えられます。コミュニケーション能力の高さは、言わずもがなアピール効果大です。

『将来〇〇として活躍したいと思っています。新入社員のうちにやっておくべきことはありますか?』

この質問のポイントは具体的に将来のビジョンを描きながらも、謙虚に学ぶ姿勢を見せられることです。また「〇〇」という部分に、志望する企業の売りとなるものを当てはめることができれば、しっかりと企業研究をした上で会社説明会に望んでいる学生として、アピールすることもできます。

企業特有のポジションが思い浮かばない場合は、「営業職としてトップになりたい」「開発者として新製品を開発したい」などでも、十分目的意識が高い学生として評価されるでしょう。運良く説明会会場に担当社員がいれば、体験談を聞かせてもらえるかもしれません。

『同業他社と比べたとき、御社の強みはなんですか?』

多くの企業には同業他社が存在します。そんな時にはこの質問を通じて、その企業独自の強みについて理解を深めましょう。企業研究の際に会社のホームページから業績や業務内容を確認することはできますが、同業他社間の違いは外から見ただけでは分かりにくい場合も多々あります。

説明会は企業の担当者に直接意見を聞けるまたとない機会ですから、この際ストレートに質問をしてみましょう。またわかる場合は質問時に「同業他社でもこの取り組みはしているようですが」など比較例をあげることによって、「きちんと調べてきている」「目的を持って参加している」という前向きな印象を与えることができます。

また強みを知ることができれば、具体的に惹かれた部分として、志望動機の作成などにも説得力をもたせられます。

『新規事業の予定はありますか?』

仮に企業が本当に新規事業を企画していた場合かつその事業が未公表ならば、残念ながら企業秘密ですから答えてもらえないでしょう。 ですが、そんな絶妙のタイミングでこの質問をする人は、「情報への感度が高い」熱意のある学生と好意的に判断されます。

反対に、すでに新規事業を公表している企業に対してこの質問では、「発表された情報のリサーチすらしてこない学生」という判断になってしまいます。いずれにしても、その企業に対する本気度がバレてしまう質問ですが、上手く使えばアピールポイントの高い質問です。

また具体的な事業内容とまではいかないものの、「新規事業開発の部門がある」 「社員から積極的にアイデアを募集している」などの話があれば、新しいことに前向きにトライする将来性の高い会社と判断できます。

社風について質問しよう

社風について質問しよう

『入社後にギャップを感じたことはありますか?』

厚生労働省の調査によると、入社3年以内の離職率は各業界を平均した場合およそ3割前後です。つまり実際に入社した新入社員が「思っていたのと違う」という違和感を抱いてしまうのも、よくあること。会社説明会では輝いて見えていたものも、実際の配属先では鈍色に見えてしまう新入社員も少なくありません。

入社後に現実を見てもがっかりしないためには、事前リサーチが不可欠。就活中の説明会は、そのリサーチの場にうってつけです。ですから素直に担当者に「どんな変化があったか」を聞いてみましょう。

「違和感を抱かなかった」という答えが得られれば問題ありませんが、「変化があった」という回答の場合は、その後ギャップをどう克服したかまで聞いてみて下さい。

『どんな人が後輩となったら嬉しいですか?』

各企業では社風に応じて、例えば真面目にコツコツ頑張れるタイプの人や、体育会系のノリでも大丈夫な人など、人柄として求められる人物像というものがあります。ですが、それらが公にアピールされることはほとんどありません。

回答者の好みによって答えに振れ幅がある質問とも言えますが、担当者の好みを知っておくことはむしろ本格的な選考が進む上で有利に働くでしょう。また、この質問に対する回答を受けて、自分の性格や仕事に対する価値観について、ぜひ客観的に評価をしてみて下さい。「自分はこういうタイプだからこの会社に向いている」という発見ができれば大きな収穫です。

ちなみに、この質問をした場合には回答者の名前をメモしておくことを忘れないようにしましょう。先に触れた通り、回答者によって幅がある回答と言えるからです。

選考が進んだ際も「ただ社風が自分にあっていると感じた」と言うよりも、「〇〇さんのお話を伺って、自分にあっていると感じた」とアピールする方が、採用担当者も就活生に対するイメージを膨らませやすいでしょう。

『御社で活躍されている社員の特徴はありますか?』

この質問は言い換えれば「どんな人材を求めているか」ということになります。ですがそのまま質問してしまうと、少し直接的すぎて印象に残りません。また回答する側も質問の幅が広すぎて答えにくい内容と言えます。一方で具体的に「特徴はありますか?」と聞くことにより、担当者には同僚の顔が浮かぶでしょう。

身近な人のことを答えればいいわけですから、担当者も答えやすく、かつリアリティのある答えを聞くことのできる良い質問と言えます。また求められている人材がわかれば、自分が今後目指すべき方向性の指標にもなりますし、面接時のアピールにも活用できます。

『〇〇さん(担当者)の上司との関係性を教えてください』

新入社員はいわば一番下っ端になるわけですから、職場の上司がどんな人であるかは日々仕事をする環境においても、重要な項目です。また上司と部下の関係性を知ることができれば、企業の風通しの良さについてもある程度覗うことができます。

縦型意識の強い企業なのか、または横のつながりを大事にする企業なのか、などです。風通しの良さを知ることができれば、入社後の働き方についてもイメージしやすくなるでしょう。また担当者を名指しすることによって、日頃の関係を具体的に教えてくれるかもしれません。

福利厚生について質問しよう

福利厚生について質問しよう

『教育制度にはどのようなものがありますか』

採用ホームページ上で、教育制度について言及されている企業は多くありません。社会人になったからといって、なにも学ばずに一から仕事ができるようになるはずはありませんから、企業には必ずなにかしらの研修制度が設けられている場合が多いです。

もしもホームページで研修制度について触れられていない企業だった場合は、積極的に質問してみて下さい。前向きに学ぶ意欲がある学生として、好意的に受け止めてもらえるでしょう。

また「OJT制度」などがあると書かれていた場合については、一口に「OJT」といっても幅が広いため、もう少し具体的に研修の内容について質問して下さい。場合によっては担当者から学生時代にしておいた方がいいことや、取得しておくと業務に役立つ資格など、アドバイスを貰える可能性もあります。

『資格取得の支援制度はありますか?』

採用後、技術職や専門職など資格取得を前提とする部署に配属された場合は、会社が新入社員に対して資格の取得を奨励していることがほとんどです。これは年次を重ねて業務ボリュームが増える前に、有資格者を増やしたいという企業側の思惑も含まれているのですが、とはいえ慣れない社会人生活の中で、資格の勉強もするのは中々大変なもの。

また別途資格学校に通わなければいけないような場合には、費用の負担も出てきます。自分で負担しなければならないのか、あるいは会社が負担してくれるような制度があるのか。モチベーションにも繋がりますから、資格を取得する予定のある人は、入社前のこの機会に聞いてしまいましょう。

とくに先輩たちは同様の経験を乗り越えてきているはずですから、アドバイスをしてくれるはずです。またその際に気をつけたいのは、やはり質問の仕方です。ネガティブなイメージではなく、「入社後もスキルアップをしていきたい」「業務に必要な資格を早く取得したい」など、あくまでもポジティブな理由から質問している様子を見せることが重要です。

『有給休暇の取得率はどれくらいですか?』

気になる有給休暇についても、質問の仕方に注意が必要です。一歩間違えれば入社前から休日のことを考える「やる気のない学生」と、捉えられかねない質問だからです。ポイントは『取得率』であること。

具体的な取得日数については答えにくい担当者であっても、取得率であれば数字をぼかして答えられるため、「おおよそ○割消化しています」という風に答えてくれる可能性もあります。もっともこの質問に対して、前向きに答えられないような企業は、社内体制に不安があることが考えられるため、就職を前向きに検討すべきではないでしょう。

また逆に有給取得率の高い企業は、アピールポイントとして説明してくれる場合が多いようです。

『寮や社宅はありますか?』

社会人も初めは給料があまり高くありませんから、正直寮や社宅、あるいは家賃補助などがないと、一人暮らしは難しい場合も考えられます。とはいえ、福利厚生の内容に触れる具体的な質問はしにくいものです。こういった場合は、聞き方に特に注意しましょう。

先程も使ったテクニックですが、ポイントは前向きな質問であることをアピールする点です。具体例をあげると、「入社後、初めの数年は仕事に集中したいと考えているので」という枕詞をつけてから、寮や社宅の有無を確認するようにします。

また企業によっては、新入社員は連帯感や社員同士の交流を持つために、必ず寮に入ることという制限がつく場合や、通勤に○時間以上かかる距離の場合は社宅の利用を認める、など条件や制限が付く場合もあるようです。仮に制度がある場合は担当者に対し「実際に制度を利用したか」「利用してみてどんな点が便利だったか」などを聞いてみるのも、社会人生活のイメージを掴みやすくなるでしょう。

質問内容も大事だが、まずは礼儀正しいことが第一!

質問内容にばかり気が取られがちですが、まずは基本的なことを忘れないように注意が必要です。名前と出身校は大きな声で、はっきりと言う。服装は清潔感を心がけるなどです。また答えてもらったら「貴重なお話をありがとうございました」など、お礼を一言添えるようにします。

会社説明会は言い換えれば、就活生が企業を面接できる場所でもあります。本来であれば採用してもらう側であるはずの就活生が、企業をジャッジする側に立てる貴重な機会です。ですから志望企業に対する理解を深める場として、積極的に会社説明会を活用して下さい。

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