BtoCって何?就活時に知っておくべきBtoC、BtoB!

就活時に一度は「BtoC」「BtoB」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

この2つの違いをきちんと理解しておくと、企業選択の幅を広げることができます。

ここでは、BtoCとBtoBのそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

BtoC企業を選ぶメリット・デメリット

BtoC企業を選ぶメリット・デメリット

BtoCとは、Business to consumerの略で、企業から消費者に向けた商取引のことを指します。

デパートやショッピングモールなどを始め、家電量販店やホテルなどのサービス業は、このBtoCの典型例だと言えます。他にも鉄道会社やエネルギー業界、保険業やアミューズメント業界も、BtoC企業に含まれます。

BtoCの魅力は、知名度の高い企業が多い点です。BtoC企業は消費者にとって馴染みのある企業が多いため、就活生からの人気が高い傾向にあります。

全国的に有名な会社であれば、「あの会社で働いてみたい」と考えている就活生も多いでしょう。誰もが知る有名企業に就職することができれば、親や友人などに自慢することもできます。

テレビCMやニュースなどで自分の企業の商品が紹介されると、自分がその企業に就職したことに誇りを持つことができるでしょう。

BtoC企業に就職するメリットは、消費者との距離が近くなる点です。

実際にBtoC企業に就職すると、日々消費者と向き合いながら仕事をしていくことになるため、お客さんから直接感謝の気持ちを伝えてもらう機会に恵まれます。

お客さんから励ましの声をもらうと、「もっと頑張ろう」とモチベーションもアップするでしょう。やりがいを感じながら働くことができるのは、BtoC企業に就職する大きな魅力だと言えます。

成果が見えやすいのも、BtoC企業に就職するメリットの一つだと言えます。一般消費者がSNSなどで自社の商品を褒めてくれれば、仕事が成功したことがわかり、達成感を味わうことができます。

ただし、メリットがある一方で、いくつかデメリットもあるので注意しなければなりません。基本的にBtoCは客商売なので競争が激しく、商品を値下げするために給料が減ってしまうこともあります。

BtoC企業に就職した以上、価格競争は避けて通ることができません。不景気や流行などに業績を左右されやすいデメリットもあるため、ブラック企業が多い特徴もあります。

自分が納得できる商品を作ったとしても、必ずしも評価されるわけではないので、常にやりがいや達成感を得られるわけではありません。

消費者は価格が安いほうを買うため、商品の価値がうまく伝わらないことに苦悩することもあるでしょう。

ヒット商品を出して売上につなげることができなければ評価されない業界なので、常にプレッシャーとの戦いを強いられることになります。

一般消費者の中からの激しいクレーム対応もしなければならず、精神的ストレスを感じやすい業界でもあります。

土日出勤が多い業界なので、プライベートの時間を十分に確保できないこともあるでしょう。

BtoC企業のすべてがこれらのデメリットに該当するわけではありませんが、知名度の高さの裏には、日々激しい競争と弛まぬ努力があることはきちんと理解しておきましょう。

BtoC企業は知名度が高いゆえに、就活でライバルが多いデメリットもあります。

応募倍率が100倍を超える企業も少なくないため、採用枠は狭き門となっています。そのため、就活中は高学歴のライバルたちと激しい戦いを繰り広げなければなりません。

仮に戦いを勝ち抜いたとしても、実際に働いてみると入社前のイメージと違うと感じたり、ブラック企業だったことに気づく可能性もあります。

「知名度が高いから」という曖昧な理由でBtoC企業に就職してしまうと、あとで痛い目に合うこともあるので注意しましょう。

これらのデメリットも考慮した上で、BtoC企業に本当に就職すべきか慎重に判断しなければなりません。

BtoB企業を選ぶメリット・デメリット

BtoB企業を選ぶメリット・デメリット

BtoBとは、Business to Businessの略で、企業から企業に向けた商取引のことを指します。

BtoB企業の購買者は法人なので、完成された商品ではなく、素材や部品を扱うことが多い特徴があります。機械を作るメーカーや半導体メーカー、原料をメーカーに売る商社や広告代理店、コンサルティング会社などがBtoB企業に含まれます。

ただし、中には銀行や不動産会社のように、一つの企業がBtoCとBtoBの両方の事業を行なっていることもあります。

そのような企業は、社内に企業向け部門と消費者向け部門がある場合もあるので、就活中に調べておくといいでしょう。

BtoB企業に就職する最大のメリットは、経営が安定している点です。

BtpB事業は一旦受注が決まれば取引を継続できるビジネスなので、売上が安定している優良企業が数多く存在します。

BtoC企業と同じく、BtoB企業も常に技術革新を怠らず前進し続ける必要がありますが、一度取引が成立すれば長期間取引が期待できるため、給与が下げられるリスクも低く、安心して長く働き続けられるメリットがあります。

一般消費者に商品を売る場合と異なり、BtoBでは何千個や何トンという単位で取引が行われるため、契約を1件結ぶだけで何百億円という利益を生み出すことができます。

社員一人あたりの利益も大きいため、少数精鋭で成果を上げる企業に就職すれば、多額の給料やボーナスを受け取ることができるでしょう。

その一方で、BtoB企業は消費者向け商品を扱ったり、広告宣伝を行うことが少ないため、知名度の低い会社が多い傾向にあります。

知名度の高い会社に就職して親を安心させたいと考えている就活生にとって、この点はデメリットだと言えるでしょう。

ただ、ビジネスの中身がわかれば、知名度は大した問題ではなくなります。知名度が低くても、世界的に活躍している企業だということがわかれば、親や友人などにも自慢することができます。

BtoB企業は消費者に知名度がなくても、社会人に有名な企業が数多く存在します。知名度が低いからといって、BtoB企業に見向きもせずに就活を進めてしまうのは、非常にもったいないと言えるでしょう。

BtoB企業は無数にあり、隠れ優良企業も多いため、知名度に惑わされずに就活を進めていくことが大事です。

若いうちは企業の知名度だけで就職先を選びがちですが、就職後の生活を考えれば、BtoB企業に就職するメリットは非常に大きいと言えます。

BtoB企業はBtoC企業に比べて就活の競争率が低いメリットもあります。競争率が低く、優良企業に就職できるチャンスが高いので、狙う価値は十分にあると言えるでしょう。隠れ優良企業を探し出しておけば、就活を有利に進めていくことができます。

BtoB企業特有のデメリットは、成果が見えにくい点です。

消費者の目に見えない部分に自社製品が使われている場合が多いため、やりがいの感じやすさで比較すれば、btoC企業に劣るでしょう。ただ、世界を相手に仕事をし続けることができるため、大きなプロジェクトに関われる可能性があります。

社会成長に欠かせないプロジェクトに関わっていくことができれば、BtoB企業に就職したメリットを感じることができるでしょう。

就職先の選び方と注意点

就職先の選び方と注意点

BtoC企業とBtoB企業、どちらも違った魅力があるので、一概にどちらが優れていると言うことはできません。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、人によって企業の良し悪しの判断は異なります。そのため、これから就活を始める時は人の意見に左右されるのではなく、自分に合った企業を選ぶことが大切です。

自己分析をしっかり行った上で、自分がどちらの企業に適しているのか慎重に判断しましょう。

就活時は、複数の企業を対象にした企業研究が欠かせません。就職してから後悔することがないように、事前に様々な業界や企業の研究をしっかり行い、自分にはどのような働き方が適しているのか探ってみましょう。

企業研究をする際は、知名度の高い大企業だけに絞らず、無名企業や中小企業まで対象を広げましょう。企業の知名度はあくまで目安にしかすぎません。

知名度が高いからといって、必ずしもその企業が優れているわけではないので、冷静かつ客観的に判断する必要があります。有名企業だけでなく、無名の企業を含めた複数の企業を対象にして、個別にしっかり企業研究をしておきましょう。

最初から選択肢を大企業に絞るのではなく、中小企業も含めてより多くの選択肢を用意しておけば、自分の将来の可能性も広がります。

特にBtoB事業を扱う企業には、規模の大きさに関係なく、優良企業が数多く存在するため、偏った見方は避けるべきです。

大企業でも業績が急に傾くことは珍しくないため、これまでの常識や思い込みは一度捨てて、無名の企業まで選択肢を大きく広げてみましょう。

他人の価値判断を当てにせず、自分の適性や嗜好を元に企業選びをしていけば、就職後に後悔するリスクも低くなります。

これまでただ闇雲に企業研究や業界研究を行っていた人は、対象企業がBtoC企業かBtoB企業なのか、意識して研究してみるといいでしょう。

そうすることによって、その会社がどのような事業形態なのか、自分がどちらの企業に興味があるのか判断しやすくなります。

ただ、中にはBtoC企業かBtoB企業なのかわかりにくい企業もあるので、実態が分からなくて悩んでしまうことがあるかもしれません。

その場合は、企業説明会などで直接人事担当者に質問してみましょう。BtoC事業とBtoB事業のそれぞれの割合や、新卒採用後に配属される可能性が高い事業などについて、より具体的かつ積極的に質問すれば、人事担当者から高評価を得ることができます。

インターネットで調べただけでは企業の詳細を知ることができないので、OB・OG訪問や会社説明会に積極的に参加することが大事です。

これらの機会では、インターネット上にないリアルな情報を直接仕入れることができるため、選択を迷った時の判断材料にすることができます。

具体的なビジネス内容や社内の雰囲気、仕事の面白さなどを聞いていけば、企業の理解度を深めることができるとともに、ミスマッチを防ぐことができます。

基本的に就活は短期決戦になるので、すべてのスケジュールをスムーズにこなすためには、業界研究や企業研究を早めに行わなければなりません。

特に、面接解禁以降は怒涛のスケジュールになるため、それまでに業界研究や企業研究を済ませておく必要があります。事前に研究をしっかり行わないと、どうしても知名度の高い企業に偏っていってしまうので注意が必要です。

研究不足のせいで自分の将来の可能性を狭くすることがないように、早め早めの準備をしましょう。

BtoCとBtoBの違いを理解して就活を有利に進めよう

BtoC企業は知名度が高い魅力がある一方、BtoB企業には隠れ優良企業が多い魅力があります。

それぞれ違った魅力があるので、最初は選択肢を大きくして、自分がどちらのビジネスに向いているか、しっかり分析しましょう。

2つのビジネスの違いをきちんと理解しておけば、判断材料が増え、就活を有利に進めていくことができます。

自分の満足する企業に就職できるように、企業研究や自己分析などの準備は早め早めに行いましょう。

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